小児メタボリックシンドロームの基準
小児メタボリックシンドローム(症候群)とは?
これまで中高年が主な対象だったメタボリックシンドローム、これからは小児(子ども) にまでメタボリックシンドロームの診断基準が広がるようです。
6歳から15歳までの小児のメタボリックシンドロームの診断基準の制定を厚生労働省の研究グループが進めています。
小児のメタボリックシンドロームでも、成人の診断基準と同じで、動脈硬化と深い関わりのある、内臓脂肪型肥満(腹部肥満;リンゴ型肥満)
が最も重視されます。
内臓脂肪型肥満かどうかは、ウエストのサイズで判断されます。
小児メタボリックシンドロームの診断基準
現時点での小児のメタボリックシンドロームの診断基準は次のとおりで、項目は成人に準じています。
ただし、数値は小児の場合に当てはめています。
| 1 | 内臓脂肪型肥満 | 腹まわりの周囲径が男女とも80cm以上 |
| 2 | 高血圧症 | 最高血圧が125mmHg以上、または最低血圧が70mmHg以上 |
| 3 | 糖尿病 | 空腹時血糖値が100mg/dl以上 |
| 4 | 高脂血症 | 中性脂肪120mg/dl以上、またはHDLコレステロール40mg/dl未満 |
成人の場合と同じで、小児でも1の基準が必須項目。さらに2から4の診断基準のうち、2つ以上に当てはまれば、メタボリックシンドロームと診断されます。
小児メタボリックシンドロームの現状
では、子どものメタボリックシンドロームの現状はどうでしょうか?
肥満度20%以上の肥満児を含め、小児数百人について調査したところ、肥満児では5-20%、
一般の子どもでは数%が小児メタボリックシンドロームであると診断されたそうです。
また、内臓脂肪型肥満に当てはまる「予備軍」の割合は、肥満児の7割程度、一般の子どもの7-8%を占めていたそうです。
問題点はあるのか?
このサイトでも紹介しているように、成人のメタボリックシンドロームでは、診断基準が厳しすぎ、
不必要にメタボリックシンドロームの患者を増やしているのでは?と疑問視されている部分があります。
小児メタボリックシンドロームの診断基準については、今後さらに研究が進んでいくと思われます。
が、基本的に「大人になってからのメタボリックシンドロームは、子どもの頃の生活習慣に大きな影響を受ける」
という考えのもとで研究されているようです。
メタボリック症候群をはじめとする生活習慣病は、「早期発見・早期治療」が原則です。
子どもの頃から対策を立てておくことは非常に重要なことと考えます。
その意味では、小児メタボリックシンドロームの診断基準には意義があると思われます。
今後の動向に目が離せません。
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