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糖尿病の症状と治療方法

糖尿病は全国で約740万人の患者がいるとされています(2005年厚生労働省推計)。
一般の方の間では、糖尿病は「怖い病気」というイメージがあります。
しかし、実際に糖尿病になった人は「自分は大丈夫」と治療に消極的な場合も多いのが現実です。
ここではメタボリックシンドロームの危険因子として、糖尿病の原因と症状、治療方法について説明します。

糖尿病の原因

糖尿病 糖尿病の原因の90%は2型糖尿病と呼ばれるものです。
これはすい臓で作られるインスリン(インシュリン)というホルモンの効き目が悪くなることが原因です。
(これをインスリン感受性の低下、またはインスリン抵抗性が表れる、といいます)。

食事をすると、食事中の炭水化物が消化され、ブドウ糖として血液中に流れます(これが血糖です)。
インスリンは、筋肉などの身体の器官が、ブドウ糖を吸収するための信号となるものです。

糖尿病しかし、インスリンの効き目が弱くなると、ブドウ糖が吸収されないため、 いつまでたっても血糖値が下がらない、と言うことになります。
そして、最終的にはインスリン自体もあまり出なくなってしまいます。

このようなインスリン抵抗性の原因として大きなものに、運動不足やカロリーの高い食事などがあります。

糖尿病の症状

糖尿病 糖尿病の症状は、初期では異常なのどの渇き、強い空腹感を感じる、疲れやすい、 尿が多く出る、 身体がだるい、などです。
しかし、これらの症状ですら、実は糖尿病がかなり進行してから起こるものです。

糖尿病の本当の初期の症状は「無症状」です。つまり、いつ糖尿病になったのか自覚できませんし、 知らないうちに症状が進行しているのです。
無症状な糖尿病を早期発見するためには健康診断などで血糖値を定期的に把握しておくのが良い方法です。

糖尿病の症状が進行すると、いわゆる糖尿病の三大合併症が現れます。糖尿病で本当に怖いのは、高血糖状態ではなく、 これらの合併症です。これらの合併症の発症を防ぐことを重視すべきです。

  • 糖尿病の合併症 糖尿病性神経障害
    高血糖状態のために末梢の血液の流れが悪くなり、手足の神経が侵されるものです。
    感覚の麻痺、しびれ、神経痛などの自覚症状として表れます。
    免疫力が低下し、細菌感染も起こしやすくなります。
    感覚が麻痺しているため、けがをして化膿しても気づかず、脚が壊疽を起こしてしまうケースもあります。
  • 糖尿病性網膜症
    高血糖状態のために、網膜の血管が損傷し、網膜にさまざまなダメージを引き起こします。
    白内障・緑内障・視力の低下・失明などの原因となります。
  • 糖尿病性腎症
    高血糖状態のために、腎臓の毛細血管が損傷を受け、腎臓の機能が低下するものです。
    糖尿病性腎症の初期症状としては尿タンパク(ネフローゼ症候群)、さらに症状が進行すると、尿毒症、腎不全となり、 人工透析が必要になります。

糖尿病の治療方法

 カロリーの高い食事は内臓脂肪を増やします。内臓脂肪の蓄積はインスリン抵抗性を高め、 糖尿病を進行させます。
ですから、まずはカロリーの高い食事を控えて内臓脂肪を増やさないことが大切です。

糖尿病への運動効果 また、内臓脂肪は皮下脂肪に比べ、 運動で燃焼されやすいという性質があります。
ですから、運動も糖尿病に大切な治療法です。
とくに脂肪を消費しやすい運動は有酸素運動です。
ジョギングやウォーキングなど、「やや楽」から「ややきつい」程度で一定ペースで続けられる運動を、週に3回、 1回に20から60分行うことで効果が現れます。
また、運動には、インスリンに関係なく、それ自体に血糖値を下げる効果もありますので一石二鳥です。

食事療法や運動療法で糖尿病が改善されない場合、薬物療法を用います。
血糖降下薬には血糖値を下げる効果があり、糖尿病の合併症を予防することが期待されます。
しかし、血糖降下薬はあくまで血糖値を下げるだけで、糖尿病の原因そのものを治療するわけではありません。

生活習慣病の症状、予防と対策

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