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体脂肪率計の正しい使い方

現在、市場では数多くの体脂肪率計が売られています。
自分が肥満であるかどうかを知るうえで、この体脂肪率計は非常に有効な道具です。
しかし、体脂肪率計は手頃であるがゆえに、間違った使い方をされている場合も多いです。
ここでは、体脂肪率計を正しく使うためのポイントについて説明します。

体脂肪率計の原理

体脂肪率計 現在、体脂肪率計で最もよく使われている方法は「インピーダンス法」という原理です。
これは、体内に害とならない程度の微弱な電流を流して体内の電気抵抗を測り、その大きさから体脂肪率を推定するという方法です。
人間の身体は約2/3が水でできています。
水分は電流を通しやすいのですが、脂肪細胞は筋肉に比べて水分が少なく、電気抵抗が大きくなります。
つまり、電流を通しにくいカラダの人は体脂肪率が高いということになります。

体脂肪率計のここがポイント

ところが、ヒトの身体の水分量は1日の間でも刻々と変化しています。
たとえば飲み物を飲んだり、トイレに行ったり、運動して汗をかくなどで水分量は変化します(これを「日内変動」といいます)。
また、長時間立ちっぱなしでいると足がむくんでしまうように、体内の水分の分布状況も時間と共に変化します。
体脂肪率計の測定値の信頼性を高めるためには「体内の水分量のバラつきを最小限にする」こと、つまり毎回の測定条件をできる限り同じにすることがポイントとなります

体脂肪率計の有効な使いかた

 毎回の測定条件を安定させるための具体的な方法は次のとおりです。

  1. 体脂肪率計毎回、 同じ時間帯に体脂肪計で測定しましょう  朝と夜とでは体内水分量が変化します。また、 水分の分布状況も変化します。 なお、 最も安定しているのは午後6時ごろから午後9時ごろまでです。
  2. 食事の直後は避けましょう 食後は体内の水分も多いですし、 体重も食事の分だけ重くなります。
  3. 排尿した後に測定しましょう  余分な尿を排泄することで水分量を一定に安定させます。
  4. 運動後の測定はやめましょう 運動後は発汗や水分補給、 また運動による血液分布の変化で体脂肪計の測定値が変化します。 特に運動前後の変化を比較して「運動で体脂肪率が減った!」 と喜ぶのはナンセンスです。

最後に

体脂肪率の測定には、多かれ少なかれ日内変動による測定誤差が伴います。
毎日の体脂肪率測定の数値の上下に一喜一憂することはあまり意味がありません。
週単位、月単位の長い目で見て、体脂肪率が増加傾向にあるか、減少傾向にあるかで自分の身体の状態を判断しましょう。

メタボリックシンドロームの周辺

メタボリックシンドローム(メタボリック症候群)という言葉が一般的になっていますが・・・

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